• 新卒募集要項
  • 中途募集要項
  • コラム 人事からのメッセージ

コラム 人事からのメッセージ

ストレス対処法

こんにちは人事担当の本杉です。

今回はストレス対処法についてお伝えします。

ストレスの正体について2つの視点でご紹介します。一般的にストレスは悪いものではありません。ストレスというのは無意識に精神に圧がかかっている状態です。何もストレスがかからない状態が決していいとは言い切れないからです。

 では、一つ目として具体的にどんなストレスがあるかというと、結婚、離婚、転職、転勤、出産、離婚、就職、入学、卒業、父母死別、事故、と生きていると必ず遭遇することがほとんどです。変化したときにストレスが無意識的にかかるということです。これらが一つだとそれほど、ストレスとしても問題ないようですが、2つ、3つと重なると、本人へのストレスがかなりある状態になるのです。本人は大したことはない、まさか、というのかこの状態に、人間関係などで、普段だったら流していた一言が原因で眠れなくなる状態を放置しておくと危険な状態に進んでしまうということです。

 もう一つ目としては、自分の正しさに固執して融通が利かない状態で周囲に発散するのではなく、自分自身に向けた状態を続けていることです。一般的に、真面目な人がうつになりやすいと言われていますが、これに該当します。自分の考えを是として嫌なことも全て自分自身が悪いと捉え一生懸命頑張るのです。すべての事象を我慢して受け止めている状態ですね。

 このストレスの正体は自分の考え方以外、受け付けない融通の硬さです。例えば車のハンドルには遊びが存在しています。この遊びがないと左折や右折が滑らかにならない、この遊びない考えの人はストレスをダイレクトに受け、消化出来なくなると、そのストレスによりうつになるのですね。

性分と言われてしまうと、解決のしようがないのですが、まずは、自分の尺度にどのように対処しているか見つめてみることが必要です。

 例えば、私は一生懸命、残業も厭わず頑張っている。でも、上司は残業はするな!と指示が来るだけ。早く帰ろうと努力しているけど、自分のミスが原因でその対策で結局残業してしまう。

私って、なんて、ダメな人間なんだろうか。ほかの人はうまくできて残業していないけど、私にはそれが出来ない。自分が悪いんだ!と自分ばかり責めているといつしか、その重圧でうつになってしまうのですね。

 前者の変化に対するストレス対処法は、転職したばかりのタイミングに子供が出産した、とか、父親が他界したとか、具体的な事象があるので、これらが2つ以上重なっているときは要注意です。2つ以上重なったら、努めて心を穏やかに保つことが大切です。それには残業を控える、休みには一人になる時間を作るなど、普段以上に自分の心を大切に扱うことです。これは当事者しかわからないことですから、うつ病になって苦労する前に未然に防ぐ為に、心を鬼にして自分を大切にしてください。何気ない一言を言われても大丈夫な免疫力を付けておくことです。

 後者の自分を責めることについては、私は融通が利かないタイプだと自覚している人は日ごろからハンドルの遊びをイメージし、まっいいじゃん!といういい加減さを養うよう努めてみてください。身近に参考になる人がいたら、その人とコミュニケーションをとり、自分の尺度に幅をつける意味で吸収すること。これは無責任になるという意味ではなりません。柔軟性を養うことです。

 突き詰めてみると、あなたのその尺度、正しさというのは本当に正しいことなのでしょうか?人によっては違うのではないのでしょうか?また、あなたが正しくて、違う人は劣っているというスタンスで、自分を顧みることを怠っているのでしたら、それは傲慢以外の何物でもありません。一見正しそうに感じたとしても、視点を変えると違って見えることも沢山あります。

 例えば、悪いところを責め改善を促したところで、改善はされないのに、悪い人を責め続け、お互いにストレスを受けるというものがあります。これは責める側責められる側両方にストレスの負荷はかかっている状態になります。基本的に人は自分色にすることは出来ないのですから、そこは自分の正しさを貫くのは自由ですが、それで健康を害してはもったいないですね。

 自分色に染めるのではなく、自分自身がその状態に対する捉え方を柔軟に変えると、自然と相手も変化するようになっています。

 コップを上から覗くと水の量はわかりません。横から覗くと水の量はわかりますが、コップの奥行きや形はわかりません。しかし、それは正解ですね。同じものを見たとしても視点が違うと見えているものが違うのですから。一つの視点に固執して他の視点から見ていない状態で苦しんでいる状態がストレスの重圧がかかっている状態と言えます。

 このようにあなたの融通が利かない実直さには長所もありますが、自分を傷つける諸刃の剣ともなりうると考え、他の視点がわからない場合は、「ま!いいか」というハンドルの遊びを習得すると、うつを回避することができるのですね。

 今回は一つの方法としてのうつ病対処法をご紹介しました。

pagetop
Copyright (c) KATOH co.,ltd. Allrights reserved.