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コラム 人事からのメッセージ

読書の薦め

こんにちは人事担当の本杉です。
「入社まで何か準備をしたほうがいいでしょうか」
と聞かれることが非常に多いですね。そこで、今回は質問に対してお答えしていきたいと思います。
まず一つ目は、「読書をしてください」についてお伝えします。

あなたが興味のあるものを沢山読み、沢山の本に触れてください。

本には、あなたの経験・未経験が作品(本)を通して、いろいろと考えさせられたり、感動したり新たな気づき発見などがあります。柔軟にかつ貪欲に吸収し、視野の広い心を養ってください。
社会人になると、学生生活以上に仕事や家庭に時間が取られ、本を読む時間が取りにくい環境になります。
読書の価値に触れていないと、社会人になっても更に本は遠い存在になってしまいます。しかし、それは、非常にもったいないと考えます。

私の経験ですが、読書の思い出についてお話します。
私は中学生頃、「人間失格」を読みました。その時は第1葉〜第3葉まで読み、印象に残ったことはなんとも言えない虚無感でした。特に人に語れるほど読解力もない状態で読み、記憶に残っていることは虚無感ですね。そして高校性になり、再度、チャレンジしました。そのころには高校時代100冊以上は読破し、多少読解力がついたのでは、と自負していたのですが、中学生の頃と同じ感想だったことを思い出します。

そして、社会人になり、20歳、30歳、40歳と同じ人間失格を読んだのですね。すると、その年齢により感じ方が違うのです。
人生経験を重ね、私の場合はカウンセリング等、心理学を学んだので、心理描写の心理的背景など深いところに目が行くようになりました。太宰治の人生に触れ、太宰治の視点で物事をみると、このピエロのような道化の生き方に繋がるのだな〜と、人間の内面に触れ気づきを得た感動に包まれたこともあります。

私は純文学といわれるものは、同じ本を何回読んでもいいと考えています。するめのように噛めば噛むほど、味が出る。同じ本を年代を変え、読み続けると、なるほど、今の自分は、前より成長しているな、とか、変わっていないなと、自分を見る尺度にもなるからです。

このように感性を味わうものから、具体的に視野が広がる書籍からいろいろあります。皆さんが興味をもった本から読書をすることをお勧めします。
もし、面接でお会いすることがありましたら、是非、お聞かせください。

以上、今日は読書の薦めについてご紹介しました。

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